足底腱膜とは?
足底腱膜炎 とは、かかとから足指の骨までくっついている足底腱膜と言われる線維性の組織が炎症を起こすことで痛みが生じる疾患です。
かかと周囲の圧痛や朝起きて(長時間座っていて)からの1歩目の痛みが特徴的な症状です。
米国足病医学協会(APMA)の調査によると足爪のトラブル、足汗・臭いに続いて3番目に多い足部のトラブルであると報告しています。また、別の研究では、一般人口の約10%が足底筋膜炎を患っていると報告しており、比較的ポピュラーな疾患であることがわかります。
足底腱膜炎の好発年齢は45歳~65歳で、危険因子には、肥満/座りっぱなしの生活、扁平足・凹足、足に合わない靴の着用、長時間のランニング、長時間立つ必要のある職業などが含まれます。
また、足底腱膜炎は一度発症してしまうと完治するのに長期間かかる傾向にあります。
足底腱膜炎と靴の関係
そんな足底腱膜炎ですが、今回は足底腱膜炎の原因として「靴」に着目した研究をご紹介します。
[Impact of routine footwear on foot health: A study on plantar fasciitis.]
この研究は整形外科で足底腱膜炎と診断された患者101を対象にその患者さんが普段履いている靴がかかとの高さ、靴底の厚さ、インソールのタイプに基いて適切か不適切かを調べた研究です。
【結果】
大多数(83.2%)の人が不適切な靴を着用していることがわかりました。
また、不適切な靴を着用していた83.2%の人は、適切な靴を着用していた16.8%の人たちと比較してかかとの痛みが強い傾向にありました。
今回ご紹介した研究からわかることは足底腱膜炎に対して靴は重要な役割を果たしています。
逆を返せば、靴の選択を少し変えるだけで痛みや不快感を軽減することができます。
足底腱膜炎でお悩みの方は木更津のほたるの整骨院へご相談ください。
当院では靴の相談、足部の計測、インソールの販売、歩行指導など足に問題を抱えるかたのトータルサポートを目指しております。
お気軽にご相談ください。
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